お知らせ

3月25日(土)尚道館にて、第19回白雲会が開催されました。

2023-03-23 

3月25日(土)尚道館にて、第19回白雲会が開催されました。
3月25日(土)尚道館にて、第19回白雲会が開催されました。
サロンメンバー3人が尚道館門弟のみなさんと共に、基本稽古と映像を使用した指導の後、地稽古をして、21時半過ぎに終了。18時から熱のこもった充実した稽古となりました。

まずは、ウォーミングアップとして基本稽古。
その後、各自の面打ちを録画し各自それを見直して検証する、という今回のメインテーマとなる実践稽古が行われました。録画した映像を15秒遅れで再生出来るアプリを使い、各自、元立に対し面を打った後、スクリーンに映る自分の姿を確認しました。構えたところから、十分に氣を入れ、掛声を出し、攻め、中心を取り、溜めて、体の運用を活かし、打つ。手の内の冴えを利かせ、残心までしっかりと、振り返って相手に剣先を向け、次の面がすぐに打てるところまで、自分にとって最良の面を打つ。それを真横から動画で撮り、壁の大きなスクリーンで確認します。15秒遅れで自動再生されるシステムがとても秀逸で、ちょうど一本面を打った後、ほどよいタイミングで自分の姿が再生されます。

自身のイメージでは「出来ている」つもりで打った面も、映像は残酷で、そのイメージとは程遠い(私自身の個人的な感想ですが)面打ちを映し出します。再生速度を落とすことも出来るので、0.1倍速、0.5倍速などにすると、より動きの仔細がわかります。岡田先生に問題点をご指摘いただき自分の課題を考えます。
何が出来ていないのか? あるいは良かった点は何か?
今の自分の姿を目の当たりにすることで、課題を明確化し、修正を試み、次はより良い面が打てるようにする。

映像が雄弁に語る自身の現状、つまり、今の自分の剣道にどう向き合うのか?
それが、今回の稽古における岡田先生の投げかけだったと思います。岡田先生からは、特に、皆さんに共通する課題として”体の運用”についてご指導いただきました。「体から始動する」「(手足の)末端から動き出さない」「打つ際に、手や足から体を動かす準備をしてから面を打つと、相手の起こりにすぐ打てない」とのご説明いただき、非常に納得出来ました。

昨日は、映像の雄弁さに打ちひしがれながらも、その利便に感心しました。
15秒後にすぐに見直せるというのは、学びと言う意味で、自分が打った動作、その時の思念が新鮮なうちに自身へ修正の働き掛けが出来、とても良いと思いました。

※映像は後日、運営よりアップします。映像を使用した指導は、今後も行っていく予定です。
アーカイブ動画がアップされましたら、ぜひご覧ください。