お知らせ

8月20日 Haku Un実践稽古会が開催されました

2022-09-13 

8月20日 Haku Un実践稽古会が開催されました
今回より実践稽古会から「白雲会」に名称を改め、東京・下高井戸の尚道館にて熱気の籠った稽古が行われました。
Haku Unメンバーからは、あきる野の中澤さん、品川の太田さん、千葉の高橋さん、夏休みで日本に帰国されたドイツの吉田さんが道場にご参集されました。

稽古の模様はアーカイブ動画でご紹介します。(講座・実践稽古受講メンバー限定)

今回より実践稽古会から「白雲会」に名称を改め、東京・下高井戸の尚道館にて熱気の籠った稽古が行われました。
Haku Unメンバーからは、あきる野の中澤さん、品川の太田さん、千葉の高橋さん、夏休みで日本に帰国されたドイツの吉田さんが道場にご参集されました。

◎今回のテーマは「打ち込み稽古」

まずは、岡田先生は冒頭の礼で、全員が正座をしている状態から、指導を始められました。
正座し、背筋を伸ばし、黙想から意識を丹田に据えて、上体の力を抜き、構えを作る。
掌を体の前で合わせ、両の掌で挟むように竹刀を最小の力で持ち、大きくゆっくり振りかぶる。
そこからさらに、丹田に意識を込めて竹刀をゆっくりおろしていく。
左手親指の付け根の関節が、臍より少し下に来るように。
竹刀に氣が通って、剣先から相手に氣をぶつける心持で構える。

このように正座して、力みのない構えを作っても、いざ道具を着けて、打ち込み稽古となると、途端に肩や腕に力が入ってしまう。上体が力んでしまう。
きちんと構えたところから面を打とうとしても、反動をつけるなど余分な動きをしてしまう。
そうしないために、左足にしっかり体重を乗せ、右足で攻めて、遠間から打たなくてはならない。
しかし、稽古で多く見られる足の動きは、その様にはなっていない。
蹴り足や、跳躍的に打っていることが多くみられる。
腰から前に出られていない。腰と丹田で打てていない。

氣剣体が一致しているか。
面を打った後、腕は体の中心、前に収めて伸ばせているか。
摺り足で真正面に抜けているか。
振り返って、すぐに、しっかりと構えを作れているか。
剣先はきちんと相手に向いているか。
そこからすぐに、次の面が打てるのか。
意識すべき要素は多い。

右足で攻めて、左足で踏み出し、右膝の下で踏み込み、そして、左足を素早く引き付ける。そのまま、腰から出て面を打つ。
肩、肘、手首、指と連動させ、手の内の作用で竹刀のもの打ちで相手の面を打つ。
剣先から相手の中心に向かって氣が放たれているか。

今回の稽古では、冒頭にお伝えした「正座して構えを作る」ことに始まり、道具を着けた「打ち込み稽古」、そして地稽古を行いました。
岡田先生に掛かる際も、この課題を抱き、指導のような面を目指し、みなさんは熱心に稽古をしていらっしゃいました。
最後は岡田先生に掛かる中澤さんの稽古を皆で見取りました。

短い時間の中、テーマを明確に掲げ、稽古においてとても重要な「打ち込み稽古」を今回はご指導いただきました。
※ぜひ、稽古の様子は映像にてご覧ください。

◎9月の「白雲会」は萩へ。そして10月は「白雲会合宿」を開催!

次回、13回は9月17~18日に山口県萩市へ遠征しての稽古となります。
在りし日に、幕末の志士が剣を交えて稽古していた姿を思いながら、熱っ気に満ちた稽古が行われることを楽しみにしております。

その次の14回は、10月22日~23日に「白雲会合宿」と銘打った稽古会となります。
1日目は下高井戸の尚道館、その夜から東松原の国際武道交流センター遊業館に移動し、夜は稽古の録画映像を観ながら岡田先生の講評をいただきます。翌日の午前中はこちらでの稽古となります。